KUJIRAさんの「さくちゃんとのぞみくん」が面白い
※ネタバレありです
KUJIRAさんの新作
さくちゃんとのぞみくん
以前はガールズノートを描かれていて
その時も、三姉妹それぞれの「思春期」を描いていて
とても優しい絵ながらなかなか、踏み込んだ描写もあって個人的にすごい好きで読んでた作品
その新作、「さくちゃんとのぞみくん」
王道なのかはわからないけど、少女マンガとしてくるものがある、面白い
思春期のヒリヒリした感覚を思い出しつつ
この言葉、まさにそのままぶつけてくる
はじまりは、高校生
朔が募る想いを希にぶつけるところから始まり
なぜ、いつ、どこで、何がきっかけで −
朔ちゃんは希くんを好きになったのか?
物語の回想は小学生から
訳あって、なかなか周りに言えないこともある
それを、冷やかしてくる周りもいる
そんなときに、のぞみくんのふわっとした優しさ
なかなか口に出来ないこともある
それを、言うきっかけを与えてくれたのも、きっとそう
何気ない出来事も、口うるさい周りも、大人になる同級生も全部含めて、感じたこと
KUJIRAさんの優しい絵柄で描かれる、王道的な青春の流れと
確かに、ヒリヒリするような出来事の端々に悶えずにはいられない
町田くんの世界にある純粋な優しさの世界や
不思議の国の有栖川さんのような、ふわっと漂う心地よい流れ
だけではない部分がこのマンガにはあって、上の二つのマンガが好きな人は好きだと思うがまた違った世界観の、続きが気になるがここからまさかさらに、行くのかと思わせられる一巻の最後に目が離せません
好きなマンガでした、追いかけていきたい
ガールズノート 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: KUJIRA
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/04/17
- メディア: Kindle版
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町田くんの世界 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)
- 作者: 安藤ゆき
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/10/23
- メディア: Kindle版
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ふしぎの国の有栖川さん 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)
- 作者: オザキアキラ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/02/24
- メディア: Kindle版
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#読み切り カワカミ「ストーカーズ」 大竹玲二「アンデットガールズ」
2017年4月20日発売
かぐや様は告らせたいが表紙の
ヤングジャンプNo21 5/4号
以下ネタバレ注意です
かぐや様は告らせたい、新章突入?ということでまた魅せてくれるように
まさかの全校生徒に注目を受ける形で白銀とかぐやさんが校舎裏で…?
耳元で囁く描写がとても悶えます、これはいい展開(?)だ
東京喰種もまさかのラストページ
キングダムも王翦の奇策が徐々に明るみ
BUNGOは相変わらず熱い
ゴールデンカムイは先週に引き続きなんかみんな脱ぎ出してあれしだしてちょっとシュールw
リクドウは新たな対戦相手となりうるキャラの登場
嘘喰い、優勢と思われた斑目にここで不敵な創一、何故だこれ??
もぐささんもまた面白くなってきた、かなり惚気が入ってきて悶える(けどあいかわらず食べる)
この号、続きが気になるの多過ぎてとても良かった…展開電子化して保存したい
プリマックスが終わってしまってはちゃめちゃ漫画が一つなくなるのが寂しい(最後もめっちゃはちゃめちゃだったが)
カワカミさん「ストーカーズ」
元気、ちょっと抜けてる?走るときは絶好調!な女子高生をファインダー越しに見つめる描写で始まる、「絵柄のほのぼのさに反する不穏な感じ…?」なストーカーズ
前髪はメガネに被さってて地味で
しかし走る時は快活で
そしてそれを追いかけるストーカー…!
どういう風に着地するんだろと思ってけど良いやつだった、読み切りらしい読みやすさで、こういう話好きなのと絵も好きな感じでまた何か、ギャグっぽいのもあるなら読みたい
大竹玲二さん「undead girls アンデットガールズ」
ゾンビもの、それを綺麗なお姉さん2人がバシバシしばいていく
ゾンビのデザインがなんかかっこいい、バイオハザードのタイラントのようでそうでもない、このキャラ設定はいいな
話もデストロ246やブラックラグーンのような、お姉さん方が無双する感じが読み切りで映えてて良い
SF的なバトルものでまたなんか読んでみたいと思われる、楽しみ
#読み切り すいみんさんの「シンリの花園」と「しょくでか。」
以前コミックメテオにもあった読み切りの「花の名は。」
作者のすいみんさんの新しい読み切り、「シンリの花園」と「しょくでか。」がくらげバンチに載っていた
「シンリの花園」は とてもストレートでシンプルで流れのよい読み切り、読んでて良い
休日の日永におすすめ
「しょくでか。」は サスペンスな冒頭から話の始まりちょっとギャグをはさみつつ小粋な感じ
どこか勝手に改造的な感じもあるゆるいやつ
この方の絵好きだなぁ
阿部 共実さんのマンガ好きだと好きな感じ
死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 1 (少年チャンピオンコミックス・タップ!)
- 作者: 阿部共実
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/12/10
- メディア: Kindle版
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#読み切り 野田洋一郎、杉山鉄兵 「明るい家族計画」
月刊スピリッツ2017年4月号
パラパラデイズが良い、イラストレーターやアニメーター主題の漫画が最近色々と面白くなってきてて良い(西荻窪ランスルーとかアニメタとか)
あと辺獄のシュヴェスタも良い、またキツイ展開にもなってるけど、これは最後まで見届けないと、いけない
野田洋一郎さん、杉山鉄兵さんの「明るい家族計画」
三兄弟がいてそれぞれバラバラな性格で
お母さんは亡くなってしまったばかり
お父さんは何やら塞ぎ込んで引きこもってしまっている
なんやかんやと、気だるげな次男の日常から始まり、三男はなんだか仕方なくしっかりしてて
長男は何故か引きこもってる
そんな中お父さんが黒魔術を使ってお母さんを蘇らせようと目論み始めてから兄弟にも危機が…?
なんだかドタバタしたような、でも程よい話の展開と、なんか兄弟が外見と裏腹な性格してるとことか妙にマッチしてて面白かった
そして最後の締めくくり、そうくるかーと思うちょっとした仕掛けもあって楽しめる読み物
読み切りだけどうまくまとまってて良い話だった
#読み切り ホラーな読み切り 「魔法少女シェリーちゃん」
少しネタバレ含みます
ヤングマガジン月間新人賞の「TOP賞」を受賞した作品
ヤングマガジン月間賞 TOP賞受賞作|無料小説ならエブリスタ
三浦みうさんの「魔法少女シェリーちゃん」
少しダークな魔法少女ものかと思いきや、毛色の違ったホラーであった(よく見たら扉絵にも…)
ホラーではあるが、お化けがということでなく
主人公の少女が、抱えているものそのものである
一コマ目からそれは明らかになる
魔法少女に憧れる少女
顔には痣が
そして、抱えてるものが次第に大きくなっていって…
絵も雰囲気も展開も、なかなか見ごたえのある感じで
読んだ後も少し気が沈みそうになるくらいのホラー
なかなかどうして、すごいマンガだなと思わされた
どこかで見たことあるなと思ったら、以前ヤンマガの代原祭りに掲載されてた作者さんだった
週刊ヤングマガジン30号 « ヤングマガジン公式サイト|無料試し読みと作品情報満載!
「みさちゃん」
こちらもまた胸にくる読了感のあるものだった
機会があれば是非に、と思う作品でしたこれもまたすごい
#読み切り サイトウリョウ「カタルシスレッド」、蒼井みやこ「リテイク」
ミラクルジャンプ2017年2月号
土屋太鳳さんが表紙
読み切りのうち最後の二つが特に好きだった
サイトウリョウ カタルシスレッド
ヴァンパイアを題材にした、アクションホラーもの
肌の質感と、オドロシイ描写がクセになりそうな絵であり話のもっていきかたが面白い
絵も沙村広明さんの描くような狂気じみたところもあって、ちょっとしたギャグ混ぜても面白いんだろなと思った
期待
蒼井みやこ リテイク
とても暗い、何がそうさせたか登場人物が負を掲げてて
絵柄が柔らかさを出しつつも裏側のドロっとしたところも出て来て引き込まれる
誰がしら救われんとするのかこの物語は、ただ最後の最後はまた新しい読了感を与えてくれて面白かった
あの設定は他にも使えるんじゃないだろうか、気になります
ヤンマガサードで亜人ちゃんアンソロ祭り
2017年1月7日発売のヤングマガジンサードvol2で、亜人ちゃんは語りたいのアニメ化を記念して漫画家さんたちによる豪華なアンソロジー祭りが開催されてて面白い
この号は亜人ちゃんの読み方「デミ」を記念して103円(10(デ)3(ミ))という赤字待った無しの号なのでとても気軽に手に取れます
しかも内容はいつも通り+α なので
これを機に読み始めるのも良いかと
で、読み切りですが今号だけじゃなくて何回かに分けて掲載されるらしく(それぐらい豪華
今回は毛根一直線さん、吉谷光平さん、武月睦さんがマンガを
「からかい上手の高木さん」の山本崇一朗さんがイラストを描かれてます
イラストは見てのお楽しみですが、山本さんならではのタッチが亜人ちゃんのキャラクターとマッチしてて良いです
毛根一直線 「女子高生はタフネス」
私が言う通りになる を連載されてる毛根一直線さんによるアンソロ
まっちーが可愛いく可愛くそしてギャグもはさみつつのさすがな構成
ユキちゃんの扱いもさすがでした
吉谷光平「モノは語りたい」
ナナメにナナミちゃんの吉谷光平さん
諸事情により2ページ目(1ページ目はご確認を)
そう来たか!と思わせられました早紀絵先生の能力を存分に使ってこんな艶かしいのを描けるとは(流石です)
オチも優しさがあって最高でした
武月睦「早紀絵さんは考える」
やおろちの巫女さんの武月さん
ここもさすが同じヤンマガサード勢、絵とキャラがマッチしてて
他と被らず、そういう路線か!とやおろちの巫女さんともまた違った作品になってて良いです(こういうのが読めるからアンソロ好きです)
ほかにも、今号から始まったCANDY&CIGARETTES
警察を定年退官した老人と、一見普通の少女のサスペンス的アクションマンガ
何故爺さんは追われてるのか、なんでブラシもってんの?ってとこから話が始まって
設定がよくできてて話の展開がスピード感あって面白そうな連載
続きが楽しみです