幸せってどんなのかな?悩みを感じている人は必見です、これからの時代だから読んで欲しい 「スキエンティア」
未来の世界では、満たされない思いを「技術」によって賄える
でもそれは本当に幸せなのだろうか?幸せってどういうものか・・・
に対して挑んだ作品
どの話も、最後は心温まる描かれ方をしている
戸田誠二さんのスキエンティア
スキエンティア (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 作者: 戸田誠二
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/01/29
- メディア: コミック
- 購入: 10人 クリック: 84回
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癒やされてないとか、何か鬱憤がある方は読んで欲しい
バンドマンとか、やる気が見いだせないフリーター・・・
身体が思うように動かない老人や、病気に侵され先の長くない男
先端技術によって癒やしや能力を与えられるが、それは本当に幸せなのか?
いや
幸せはやはり「人とのつながり」なんだなーと改めて思わされました
特に最初の話、「ボディレンタル」
ちょっとネタバレしますが
とあるIT企業の会長さんが
まだやり残したことがあるから、若くて健康な身体を探している
(技術力で、意識を他の人の身体に飛ばし自由にその身体を使えるようになる)
一方、人生何もかもうまく行かず自暴自棄になっている女性、死も考えるが
死ぬ前に人の役に立つなら・・・とボディレンタルに志願する
これ!
「人の役にたとう」、と思うところからこの女性の世界は良い方向に変わります
誰かに親切にすることで回りまわって自分に返ってくる・・・
「そんなうまい話あるか!」と思わず、
さすがにボディをレンタルしろとは言いませんが(笑)
何かしら「役に立とう」と思うところが大事なのかなと思いました
自分はまだまだ幸せだし、これからもどんどん幸せになることが出来るんだなと思わされるストーリーが散りばめられています
悩みがあるかたは一旦この作品を読んで欲しいです
何か感じることがあるのではと思います。
普通に読んでも面白いんですけどね(笑)
荒川弘さんの銀の匙のように「食べることとは??」と農業に全面からぶつかるように
色々考えられるところが散りばめられてます
銀の匙好きな方にもお勧めです、絶対気に入る。