切な色の歪な関係「4分間のマリーゴールド」が気になる
週間ビックコミックスピリッツ
2017年5月15日発売号
以下ネタバレあります
キリエさんの「4分間のマリーゴールド」、良い
今週号から始まった、キリエさん(女性姉妹、2人組の漫画家さんらしい)のマンガ
主人公は救急救命士の みこと
少し不思議な能力がある
それは
『手を重ねた人が死ぬその最期が見える』
というもの
救急救命士の仕事に就いて、初めてわかったその堪れない能力
自分には、死を待つ人をどうすることも出来ない葛藤が先ず
穏やかに過ごしていたい、少しチグハグにも見える関係の家族、兄弟
性格は違えど、仲睦まじくそれぞれの性格はお互い尊重しあえる
パズルのピースがすっぽりはまるような、そんな穏やかな家庭
だけど、みことの想いはそれだけではなく
1人視線を注がれる家族がある
その視線の先に、能力が重くものしかかってくる
救えないとわかってる命が目の前にある
と
その時に、過ぎ行く時間に彼は何を思うのだろうか
最初から、最後まで
そして、そこから始まるこの物語
とても、切ない色付いたマリーゴールドのように、ずっと読んでいたくなるような気がしてならない物語
以前、キリエさんは小学館の賞を取ってらっしゃったみたいで下記ページから読める「ヒトリシズカ」もなかなか良かったです
あと、月刊スピリッツにも前後編となる読み切りで「ブラザーバディ」があったみたいです、あれもなかなかな読み応えだった記憶(電子版で買ってない時期だったのでうろ覚え)
これは続きが楽しみなマンガが始まったものです